『チームを整えるあれこれ』は、チーム作りに関する情報やノウハウを発信するニュースレターです。月曜の朝は、筆者が先週のチーム作りの現場で重要なポイントだと感じたことと、チームを整えるあれこれな観点で気になった記事を紹介します。
✨先週のチーム支援トピック
何か問題がおきたとき、それを解決したいと思うのは自然なことです。その時に一番やってはいけないのは、すぐに思いついた解決策に飛びついてしまうことです。
「風が吹けば桶屋が儲かる」という日本のことわざがあります。一見すると関係がなさそうな「風が吹く」ことと「桶屋が儲かる」であっても、実は下図のような因果関係があるという喩えです。
問題解決においては、このような全体を見渡すことができないと良い解決策を考えることができません。たとえば、「もっと丈夫で高級な桶を作ればもっと儲かるかも」という目の前のことだけしか見ていないアクションを取ると、ネズミにかじられても桶を買い直す必要がなくなり、長期的に売り上げが下がってしまうこともあり得ます。それよりも、今より風の強いとこに2号店を出せば倍以上の儲けが出るかも知れません。
チームで問題解決をする場合にはもう一点ポイントがあります。それは、こうした全体の因果関係の認識をチームで持つことです。もし、解決策を実行する人が全体像を把握していなかった場合、その人は近視眼的な行動を取ってしまう可能性があります。問題が解決しないだけならまだましですが、その行動により事態がより悪化することも考えられます。
ものごとを目の前のことだけでなく、全体を見ていく考え方をシステム思考といいます。こうしたある種のスキルを使っていく際には、その考え方をいかにチーム全体で共有するのかも大切だなと感じた1週間でした。
📝気になった記事紹介
幸福度を上げるために行なうべき、たった1つの習慣
感謝はチーム作りにおいても大事。記事内にあるように、休暇の期間や、週、季節、1年の節目に感謝の念を示すことはやっていきたい。
リーダーに必要な「知的謙虚さ」 レベルを測る4つの質問
https://forbesjapan.com/articles/detail/44988/1/1/1
他者の意見を尊重する、自信過剰にならない、間違いを修正できるかはリーダーのみならず、チームで働く人は持っておいた方が良いだろう。
会議で健全な対立を促すための4つの戦略 悪習を断ち切り、画期的なアイデアを生み出す
https://www.dhbr.net/articles/-/8228
健全な対立は、健全な意思決定をするために必要不可欠。そういう場が作れるようにするのが意思決定を推進する人の役割だ。
🍵編集後記
10月に受けた情報処理安全確保支援士という資格試験に合格することができました!実は、ここ数年で一番忙しい時期だったのでよくやりきれたなという気持ちです。週末はなんだかんだゆっくりできなかったので、年末はゆっくりしようと思っています。
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